[05] ごはんつぶ
投稿者:ヒロシゲ (37歳/男性/石川県かほく市)


95になる、ばあちゃんが、昨年末、肺炎を起こし入院、今年のはじめ、約一か月半ののち退院したのだが、退院するにあたり医師から今後は入院するまえのように足腰がたつ事もなくなるだろうし、食事もすべて細かくみじんぎりにしたものをあたえてくださいとの事、かくゆう、その日以来、介護生活が始まったのです、はじめ施設に入れる事も考えましたが、入院中から家がいい家より良いところはないわ、と言う、ばあちゃんの希望により家庭介護がはじまったのですが、正直つらいオムツの取り換えから食事、薬の管理、介護ベッドに車椅子、夜ねてからの部屋の温度調節まで、介護にはじまり介護に終わる、みている家族も、ついついきつい口調になる、耳が遠い、ばあちゃんだからなのだが、時々、ポータブルトイレに移す前に、オムツの中に大の方をしてしまった時などは、ひどい言葉で罵倒してしまうこともある、そんなある日の晩ご飯、食事を終えた、ばあちゃんの口もとに、ごはんつぶが、ばあちゃん、ごはんつぶついとるよ、と、ばあちゃんの手をとり、ばあちゃんの口元にもっていくと、気付いたばあちゃんが、ごはんつぶを手に取り、一言、明日の朝の御飯にするわ、これには皆大笑い、介護の疲れもどこえやらって感じでした、春の桜を見せてあげたら、夏のスイカも食べさせたい、いつかくるいつかも、そう遠くはないだろう、けど、いつまでも元気でな、ばあちゃん、昔、子供の頃、かあちゃんに怒られ泣いてた時、作ってくれたインスタント焼きそばの味、忘れんよ。

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ユーザーからのコメント
○おばあちゃんに長生きしてほしいな、と思います。(by ジャム)
○しばらく会ってないけど、うちのお婆ちゃんもずっと元気でいますように・・・(by 愛)


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[04] 父
投稿者:とっと (28歳/女性/石川県金沢市/専業主婦)


昔から私と父は仲が悪かった。一緒に30分いると喧嘩するくらい気が合わなかった。成績が良くても賞をとっても誉められたことがなかった。高校に受かっても、就職が決まっても結婚した時までも、そんなに喜んでくれた気がしなかった。とても厳しい父だった。
反発ばかりしてキカン私は父に嫌われていると思っていた。
そして私は妊娠し出産した。産まれてきた子供は重い心臓病だった。一生運動は出来ないと言われた。私は元気に産んであげられず、悔しくて悲しくて泣いて泣いて泣きまくった。旦那や母はそんな私に子供は死ぬわけではないのだから、前向きに!と励ましてくれた。そんな時父が「これからのおまえの苦労を考えると…」と、大粒の涙を流しながら私を抱き締めてくれた。初めて父の泣く姿を見た。みんなは子供のこれからばかりを心配していたが、父だけは一番に私の心配をしてくれた。本当にうれしかった。
体は弱いけど、私の子供は元気に育っている。父はどの孫よりもたくさん抱っこしてくれ、可愛がってくれている気がする。そして、前向きに病気と戦いながら頑張って子育てをしていると、私にもまわりにも誉めてくれている。だからわたしもますます元気に頑張れる!
私は今頃気付いた。父は厳しくて、普段誉めたり喜びを口にはしないけど、本当は誰よりもやさしい心の持ち主なんだと。そして私は父にとても愛されていると…。
こんな父の娘に産まれて本当によかった。

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ユーザーからのコメント
○自分の厳しい父親のことを考えました。こんな風に思ってくれているのかな。(by トロロ)

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[03] 母が流した初めての涙
投稿者:ハイビーム (28歳/女性/石川県鹿島郡中能登町/会社員)


私は県外の医療系の大学に行ってました。
学年が上がるにつれて専門教科が増え、実習が忙しくなり、少しづつ理想と現実のギャップが出てきて辞めることなどを考えた時期もありました。
そんな時、4年生にあがる前の実習を行ないました。
元々極度のあがり症の私は、実習先で上手く話せず、セミナー(学校内での発表)でも上手く伝えられず、実習の単位がもらえず留年しました。
とりあえず泣きまくった後母に電話をしました。
母はショックを隠せないようでした。
私は辞めたい気持ちもあったので、母にこれ以上頑張れない、すぐにでも辞めたいと訴えました。
当然母は猛反対、後1年だけ皆より長く頑張れと言いましたが、何度も話し合い、辞めることとなりました。
退学届けを出す前、両親がアパートに来ました。最後の話し合いをしましたが、やっぱり私の決心は変わりませんでした。
すると母は私の目の前でボロボロ涙を流したんです。
母は昔から、つらい時も悲しい時も、辞めたいという電話をした時も私の前で泣いたことはありません。
そんな母が涙を隠すことなく初めてボロボロ目の前で泣いているんです。
すごく心が痛みました。
県外の進学を反対してたけど、私の強い希望で許してくれた母、卒業する日を誰よりも心待ちにしてた母、あんたは自慢の娘だよと話してた母が目の前で泣いていたんです。
母が泣きながら言いました。「今、あんたが楽を覚えたら今後、楽なほうへ行くかもしれない。結婚して出産して、イヤになったからやめるということはできないんだよ?」
母はいつも楽なほうへ行ってた私の性格をわかっていました。
…すごく考えました。あんなに考えたことはないくらい考えました。
引っ越しの日も決まっていましたが、紐をほどいて、またやり直そうと思いました。
若いうちの1年はアッというま、今頑張れば何でも越えられそうな気がしました。

あれから6年、無事に卒業し、国家試験も一度で合格。今は元気にバリバリ働いています。
母の涙がなければ今の私はここにいません。後に父から聞いたんですが、母は私が無事に卒業するまではほとんど眠れなかったそうです。
これからもいろいろ壁にぶつかっていくでしょうが、あの時の経験、母の涙を思い出すとまだまだ頑張れそうな私がいます。

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ユーザーからのコメント
○ハイビームさんのためにあえて厳しく言ったお母さんは偉いと思いました。(by 桜っ子)
○私も思わず考えさせられてしまいました。(by ポテト)


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[02] 父
投稿者:ねこまた(32歳/女性/石川県能美市/専業主婦)


4年前、私が結婚した時の話です。
既に彼との結婚が決まり、式を1週間後に控えていた私は準備に追われていました。
できるだけ自分達で用意して手作りの式にしようという事で、ウエルカムボードから席次表から全て自分で作っていました。しかし彼は仕事が忙しく、私一人で準備する羽目になり、かなりいっぱいいっぱいでした。
更に追い討ちをかけるように、彼のお父さんから、式の内容に関してダメ出しをされて、ほぼ徹夜で準備と式の時間配分などを考えていました。
あまりにもテンパっている私を見てイライラした母は、「前もって準備してな いからや!もっとちゃんと準備しなさい!!」と怒鳴ったのです。
「私だって頑張ってるのに!!」と言おうとした時、それまで黙っていた父が「この子は一生懸命やっとる!!頑張って準備しとるのに口出すな!!」と母を叱り付けたのです。
私はいつも穏やかな父が母を怒鳴ったことに驚きつつ、私の事をちゃんと見ていくれたという事にとても感動しました。
今でも私は父が大好きです。誰にも負けない最高の父です。

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[01] 親孝行
投稿者:じゅじゅじゅじゅーん(22歳/男性/石川県金沢市/会社員)


僕は今年の5月で23歳になる。母親と僕との2人暮らしで、片親で育ってきました。10代の頃はいろんな悪い事をした。学校へ行けばケンカで呼び出し、外へでれば万引き、タバコ、酒。何度も何度警察にお世話になった。その度に母は頭を下げ涙を流しながら「すいません」「本当はこんな子じゃないんです」と必死に泣きすがり謝っていた。そんなある日警察から帰る時、母は「お母さんはね、あんたの事を信じとるからね。あんたがどんなに悪い事しようが、何度警察に世話になろうが、お母さんの産んだ大事な子やし。とことんあんたを信じるから。お母さんあんたの事絶対に見捨てたりしんから…。」と涙をにじませながら俺に言った。俺は涙をながさずにはいられなかった。そんな優しい母が去年の夏に病気で他界しました。俺は母に辛い思いをさせ、親孝行もできないままあの世にいった。自分が情けなく悔しくてたまりません。「お母さん、俺これから一生懸命生きるよ。母さんが俺を信じてくれた分、人を信じてがむしゃらに生きてみる。」今自分が天国にいるお母さんに出来る、親孝行だとおもうから。「お母さん、産んでくれてありがとう。天国で見守っとってね。」

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ユーザーからのコメント>
感想はうまくかけませんが、胸がいたくなりました。(by あい)
感動しました。私も人を信じて生きて行こうと思います。(by クッキー)

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