■これまでで一番感動したことは何ですか?───
一番かは分からんけど、感動っていうかびっくりするのは、小学生の男子を良く撮ってるんですけど、そのバカさにいつも感動します。バカって言うとお母さんに怒られちゃうかな(笑)。見ててというか、よく話しかけたりもするんですけど、一気に違う所に興味の対象が変わっていく所とかびっくりする。「えー!?」って思うもん。今はそこまでやってないけど、ずっとそうやって小学生の男子ばかり撮ってて。女子は良くかたまってコソコソ話をするのが癖じゃないですか。それがちょっとこわいんですね。女子は中学生になってからが本番やと思う。(※キヤノン「写真新世紀」にて、「男子」と「女子中学生」で佳作を2回受賞。)中学生になってからのバカバカしさは、本気出したら女子の方が絶対すごい。バカバカしさというか下品さ?
ちょっとしたことで話が広がっていって、死ぬほど笑っとったりとか。あれもう一回やりたい。超楽しいよね。あのまま死にたい。 昔から写真を撮りたいと思っていたわけじゃなくて、写真をちゃんと撮ろうと思ったのは、学校(日本写真映像専門学校)に入って褒められてからなんですけど。もともと写真にはちょっと興味があって、まあうまくいけばなって感じだった。うまくいけば芸能人と会える!っていう、本当にそれだけ。石川県から出たかったというのが一番の理由なんですけど。でも、今はずっと写真をやっていくと思います。いつも、写真をどんな風に撮ろうとかはあんまり考えてない。その時自分が撮っていたものを後から見た時に、「こんなものが撮りたかった」と分かることが多い。そういえばこんな写真多いなっていうのはだんだん気付いていくんですね。撮っている時は、「あっ、撮りたい」と思ってるから撮ってるだけで、後からこういう写真が多いなと気付く。それで作品になる。テーマを決めるっていうのは、嘘っぽいというか、自分の中では無理やりな感じがあって。自然に撮っていたら、その時撮っていたものは結局テーマがあったって感じです。
■あなたにとっての“感動”とは何ですか?───
一気にテンションが上がった時。感動ですね。人を見ているとよく感じる。人の行動で、「良くそんなこと思い付いたね」みたいな。おばさんの図々しさとか。無敵?
あっ、そうだ、バカっていうか無敵! その無敵さに感動する。特に小学生とか、本当に無敵ですよ。おばさんは悪い無敵が多いですけど、小学生はすごいですよ。あれに優しさを兼ね備えれば完璧ですけど、優しくないんですよね、基本的に小学生って。まだそこまで頭が回ってないから。そう、「無敵」って思った人を見るといつも感動します。もともとそういうことに感動していたけど、写真をやり始めてからの方が、だんだん目で見える範囲が広がっていったというか。だから、自分の場合は、人に興味があって写真を撮ってる。うん、人だと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3月27日より、自身の出身地である能登町(旧・柳田村)で「シャッターチャンス祭り」と題された写真展を開催中の梅佳代さん。能登半島地震が起きた翌日に帰省する予定だったため驚いたそうですが、幸いにも会場付近ではそれほどの被害はなかったようで、予定通り実施しています。日常で起こっているにも関わらず見逃してしまうような決定的瞬間を捉えた写真の数々に彼女の人柄が現れているような気がしました。(by
編集部)
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